慢性硬膜下血腫

2002年12月7日
じぃの今回入院となった原因の病名である。
ここでちょっと自分のためにもお勉強。

慢性硬膜下血腫とは、軽微な頭部外傷後、数週〜数カ月の後に頭蓋骨のすぐ内側にある硬膜と脳を包むクモ膜の間にじわじわと血液が貯留する病気で、男性高齢者に多くみられる。
頭部外傷の既往なく発症するものもあり、その原因としてアルコール多飲、脳圧の低下、感染、動脈硬化、貧血などがある。
硬膜下腔の血腫はふつう吸収されず、被膜からの再出血などによりしだいに増大する特徴を有しており、その結果意識障害、知能障害、頭痛、嘔気、片麻痺、失語など様々な症状が出現し、放置すると死亡することもある。
多くの場合慢性硬膜下血腫では、通常の開頭術と異なって穿頭術(皮膚切開を2〜3cm行って、その直下に直径およそ1.5cm程度の穴を頭蓋骨にあけ、硬膜を少しだけ切開して、硬膜下の血腫を除去する)で手術を行う。
この穿頭術は、局所麻酔だけで手術を行うことも可能である。
十分に血腫を洗浄除去した後、ドレナージ用のチューブを挿入して、残った血腫を術後に流出させる。慢性硬膜下血腫は、こういった比較的簡単安全な手術で治癒することが多く、後遺症なく治癒する可能性が比較的高い疾患である。

じぃの場合症状がほとんどおさまってきたため、もう1週間位の安静で経過観察中である。
入院する前は「わしゃ、はぁ駄目じゃ・・」と気弱になっていたじぃであるが、今では勝手にお風呂に入ってたりタバコを吸いに出かけたりと、言っても言っても安静が守れない。
全くじぃらしいと言うか・・
まぁそれだけ元気が出てきたという事で、少し安心している。
じぃにはまだまだ元気で長生きして欲しい。

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